高齢者介護の現場では

認知症の悪化予防に水分摂取が良いと言われおり

私もなにも疑うことなく

1日約2000mlの水分摂取を促していましたが。。。

あることをきっかけに疑問を持つようになりました!

 

たしかに、脳血管障害によって認知症を発症するケースもありますし、

便秘などでカラダに毒素が回るのも良くないとは思います!

しかし、動ける人、動けない人、疾患の有無にかかわらず

みんな同様に水分摂取を促すのはどうなんでしょう!?(;´・ω・)

 

私が祖父を介護した経験と

仕事での経験をもとに、

考えを述べていきたいと思います!

 

1日の大半が水分摂取の時間

まずはその施設ですが、

認知症の分野でそれなりに有名な先生の

指導を基に、水分摂取を行っていました!

 

水分摂取により、便秘を予防し

認知症の悪化を防ぐ!

との名目で日常的に水分摂取を行っていたため

とくに問題などは考えることなく

私も自分の働いている施設で

同じように水分摂取を促していました!

 

疑問を持ち始めたのは、

自分の施設ではなく、

本部のあるもっと大きな施設に行ったときのことでした!

 

自分の働いている施設の利用者さんは

認知症は患ってはいましたが、

みなさんとても元気で

毎日、散歩や体操を日課として

行っていたので、

提供した水分はみなさん残すことなく

飲まれていました!

それで、特になんの問題もなかったのです!

 

本部では入所している利用者さんがほとんどで

認知症だけでなく身体が不自由な方も

たくさんおられました!

 

その人たちは。。。

朝、テーブルに座ってから、

夜、自分の部屋に戻るまで

ずぅーと水分を摂っているのです。。。(;´・ω・)

 

目標は1日約2000mlです!!!

これを朝から寝るまでに飲むのです。。。

ざっと計算してみます!

起きている時間が7時から21時までとして14時間、

その間に約2000mlの水分を摂ろうと思えば、

1時間ごとに約140ml、かるく湯のみ一杯分くらいを

飲まないといけない計算になります!!!

 

運動をしていれば、まだ飲める量かもしれませんが。。。

普通に生活している私たちですら

こんなに飲めますか???

 

体の不自由な方に多く見られた症状

私の祖父も認知症を患ってしまい

結果的に、その施設に入所することになったのですが。。。

 

家で看ていたときには起きなかった問題が

起きてしまったのです!!!

 

ある日突然、施設から電話があり、

今までの靴が履けなくなったので新しいのを持ってきてください。」

と言われたのです!

どういうことだろう?と思いながらも

とりあえず、様子を見に行くことになり、

祖母と一緒に施設に向かったのですが。。。

 

そこで見たのは、

足がパンパンに腫れた祖父の姿でした!!!

 

『えっ!?』

1週間で何があったん???

なんでこんなに痛々しいことになってんの???

という思いでしたが。。。

 

1時間ほど滞在してその理由がわかりました!

祖父は入所してから気力がなくなり

ほとんど動かなくなっていて

トイレくらいしか歩かなくなっていたのですが、

座っている間、ずぅーと水分を摂っているのです!!!

 

しかも、もうお腹がいっぱいなのか

首を横に振っているにもかかわらず。。。

そして、コップ一杯飲み切らないうちに、

次の水分が持ってこられるのです。。。

介護士さんも、飲ませようと必死ですが。。。

飲めないものは飲めませんよね!(;´・ω・)

 

そして、あまりにも、水分が入らないと、

点滴。。。という具合でした!

 

まわりの利用者さんの様子も見ましたが、

車いすに座っている方は

祖父と同じように、足がパンパンに腫れている方が

何人かおられました!

 

足が腫れたまま動くことのリスク

その施設ではもちろん体を動かすこともするのですが、

足が腫れた状態でうまく歩けるでしょうか!?

 

私は学生時代に右足の靭帯を痛めて

今でも3時間ていど座りっぱなしだと

右足だけがパンパンに腫れてしまうのですが。。。

元気な私ですら、その状態で

歩こうとすると違和感があり

転んでしまいそうになることがあります(;´・ω・)

 

高齢者で、両足に浮腫があり、

筋力も低下している状態で

歩かせようものなら、

間違いなく転倒してしまうでしょう!!!

 

案の定、私の祖父も

夜、トイレに行こうとして転倒し、

顔に青あざを作っていました。。。(;´・ω・)

相変わらず、足はパンパンに腫れたまま。。。

 

転倒により骨折でもしたら、

入院、手術となり

認知症は必ず悪化してしまいます!!!

そんなことになってしまえば、

どんなに水分摂取が大事だと言っても

本末転倒ですよね(;´・ω・)

 

私の意見

認知症の方における水分の摂取量としては

通常の生活であれば、

自分たちが水分を摂取するタイミングと同じでいいと

思うのです!!!

 

食事のとき、

運動をした後、

入浴の後などですかね!!!

 

ただ注意したいのは

認知症を患っている方は

水分を摂るのを忘れてしまう

ことがあるので、

その場合は、定期的に飲むように

勧める必要があります!

 

便秘をするから水分摂取と安易に考えず、

まずは体を動かすことを優先してほしいと思います!

 

高齢者はそうでなくても、

代謝や筋力も落ちています!!!

 

多量の水分を摂取したところで、

全部排出しきれるでしょうか?

 

寝る直前まで水分摂取を促されて、

そのまま就寝!!!

おむつを付けていたとしても、

漏れてしまうくらいの多量の尿が出てしまいます!

当然ですよね!(;´・ω・)

 

動かないのに、水分ばかり摂って

足はパンパンに腫れ、

そんな状態で動けば転倒します!!!

 

お腹も水分でいっぱいだから

必要な食事もろくに入らないですよね。。。

 

水分摂取を促すなら、

活動とのバランスを考えながら

量を決めないといけません。。。

 

当たり前のことのように思えますが、

これが介護の現場でした。。。

 

有名な先生が言われたことだから。。。

私もとくになんの疑問も持たずに、

水分摂取は認知症の悪化予防になると信じて

サービスを提供していたのです。。。(;´・ω・)

 

これからの時期、

高齢者の熱中症も気になることだと思います!

ですが、やはり、活動とのバランスで

水分量を決めていくのが良いと思います!

 

施設での介護、自宅での介護

大変だと思いますが。。。

ひとつの方法が、みんなに当てはまるとは限りません!

体のどこかに異常が現れれば、

ちょっと立ち止まって、何か問題はないか

考えることも必要だと思います(;´・ω・)

 

まとめ

認知症の悪化予防に良いとされる

水分の1日摂取量について

疑問に思うところがありましたので、

私の祖父の介護の経験なども踏まえて

意見を述べさせてもらいました!

 

水分摂取は大事だと思いますが、

その人の活動量(散歩や運動など)に合わせて

水分量を決めていくのが良いと思います!

 

これからの季節、

高齢者の水分摂取には気を遣うところもあるでしょうが、

その人の活動を見ながら水分摂取を促せば

大丈夫だと思いますよっ(*´▽`*)